Archive for May, 2017

違うということ

先日、小学校の授業参観がありました。
私が行けなかったので、By Hiroshiに仕事を抜け出して参観してきてもらいました。

国語の授業で、みな教科書を音読して、
クラスメートを評価するという学習をしていたそうです。

「Aさんは、声が大きく上手に読めていました」
「Bさんは、スラスラ読めました」

などの感想があがるなか、
Halの番が回ってくると、

「Cさんの読む速さは20kmくらいでした」

と、立派に感想を述べたそうです。

担任の先生は笑ってしまって、なかなか次に進めなかったようです。笑



その夜、本人にどんな発言をしたのか聞いてみました。
そこから派生して、自分の読む速度、字を書く速度など分析が始まりました。
Halは46kmくらいで字を書けるけど、30kmくらいで読めるよ」
などと言うので、「読む方が早いでしょう」など一緒に考えました。



という話を同僚にしたところ、彼女の息子さんの通う小学校の
校長先生の話を教えてくれました。
その先生は、「これからの時代、先生に褒められるような子よりも、
腕白で叱られるくらいの子の方がいい」というような話をされたそうです。
先生に褒められる=大人にいい顔できるような子は、
大人になったとき、人の言うことをやるだけで、
自分から新しいことを生み出すようになれないかもしれないから、
というような内容だったそうです。

同じような話は他でも聞いたことはありますが、
校長先生からの話、というところが素晴らしいと思いました。




私は、小さいころから要求されていることをこなすのは得意でしたが、
Halのように他の人と全く違った観点から物を見たり、
全然違うことをすることはできず、それができる人に憧れていました。
「ふつう」でなくなるように努力して、今の私があります。


なので、Halのことがとてもうらやましく、誇りに思っています。


そういえば、保育園の時からすごかったな。
「”お”のつく言葉は?」という質問に「おに」「おりがみ」などと皆が答える中、
Halは「ライオン」と答えていました。
そうだよね、お、から始まる言葉は?って言われたわけじゃないもんね!!



いつも先生に怒られることを恐れているくせに、
堂々と、自然に、人と違うHalの個性。
先生に怒られたっていいんだよ~といつも言っているのですが、
そこだけなぜか心配性です 笑。



これから大きくなるにつれていじめられたりしないか心配だけど、
彼の素晴らしいところを伸ばしてあげられるよう、頑張りたいです。


これからも周りの人たちをビックリさせ続けてね!


By Kyoko

妖怪世界

お化け屋敷とかホラー映画とか、怖いのは嫌いです。
妖怪やお化けが苦手です。

と、ずっと思っていました。



でも、実は私、妖怪大好きでした…!

ある日気づいてしまったんです。
大好きな手塚治虫作品。京極夏彦もの。

めっちゃ妖怪出てくるじゃん。


あれ?怖いから嫌いなはずなのに。





で、考えてみました。
お化け屋敷とかホラーものは、人を驚かせて
ショックを与えて怖がらせる、
いわゆる「心臓に悪い」系が多いから嫌いなのかも。

妖怪は別に驚かせるわけじゃなくて、
ただ別世界にいざなってくれるだけなんです。

昔から日本にいる妖怪も、イタズラくらいはするかもしれないけど、
別に脅かそうとかしてるわけじゃなくて、
ただそこにいるのを、人間が勝手に怖がっているだけ。

怖く演出してるのは、いつだって人間でした。
妖怪自体が怖いわけじゃない。


そう気づくと、やっぱり妖怪って面白い。
妖怪を、異形、異世界のシンボルだと捉えると、
手塚作品は妖怪的な要素満載のキャラで溢れていることに気づきます。
アトム、ブラックジャック、ピノ子、どろろ、きりひと、バンパイヤ、サファイア。
ヒョウタンツギも??
ま、どろろは、まんま妖怪ですが。

そう考えると、ハリーポッターも同じ。

この世界とは別の世界がどこかにあるんだという夢。希望。
目に見えることが全てじゃないということ。


そういう考えやお話、物語に惹きつけられるのは、
自分と、自分が属しているものから脱出したいという願望があるからかな。
今の生活には満足してるけど、それでも魔女になりたいという夢を捨てた訳ではありません。
空想から物語を紡げるのは、きっと人間の特権ですよね。


学生の頃から読み続けている手塚治虫のマンガにはものすごく影響されています。
他のマンガも好きだけど、手塚作品は別格。
図書館にマンガが置いてあるってすごくないですか?
手塚作品のみ、文学として扱われていますよね。
アメリカの図書館にはアメコミとかないと思うよ。



昨年、実家に置いてあったマンガを母が送ってくれて、がっつり
読み返してみました。

全部面白いけど、私のおすすめは「空気の底」という短編集です。
この世の不条理ややるせなさみたいのが詰まってて、
大人になって読み返してみると、私の少女時代どんだけ暗かったんだ、って
思っちゃいました。



最近、手塚作品がタダで読めるアプリのCMを見ました。
マンガは紙で読む派だし、神様の作品がタダなんて!?と思ったけど、
これを機に若い世代にももっともっと読まれるようになったら嬉しいな、と
思います。みなさんもぜひぜひ読んでみてください。

妖怪の本家、鬼太郎はあまり読んだことないのですが、
好きな人は、魅力を教えてくださいOnpu

By Kyoko