Archive for June 16th, 2017

目に見えないもの

小さいときから、妖精とかコロボックルとかが大好きで、
実は妖怪も割と好きだったことに最近気づいた私ですが、
そういうのは全部本の中や頭の中のことだと思っていました。
本当にいたらいいのにな…と。


おばけとかも基本信じていなかったのですが(怖くて…)、
沖縄に住んでからは、信じるとか信じないとか関係なく、
目に見えないものがいる、ことを普通のこととして捉えるようになりました。

沖縄と言えば、まぶやー、きじむなー、まじむんなどが有名ですよね。
意外に近くにいるものなんですよ。


数年前、Halのお友達がマブイ(魂)を落としてしまいました。
公園で遊んでいた時に弟とぶつかった後、様子がおかしくなって、
あまりしゃべったりせずボーっとしていたそう。
病院に行ってから、やっぱりおかしい、ということでおばあちゃんに相談したら、
マブイが落ちてるはず、ということで、公園に戻ってマブイ込めをしたそうです。
骨折するほどの衝撃だったから、ビックリして落ちちゃったんだね。
マブイを拾ったあとは、普通にご飯食べたりおしゃべりしたり、元気になったそうですよ。


同僚が斎場御嶽に行ったあと、どうも肩が重いというので、
かみんちゅの同僚に見てもらいました。
私もよくわからないのですが、かみんちゅとは、
ユタみたいな感じだけど、もっとすごくて、
お金をもらってはいけないそうです。
実際にはいろんな方がいらっしゃるとは思いますが、
ともかく見えないものが見えるすごい人です。
で、見てもらったら、仔犬みたいなものがくっついてるということで、
念のため取ってもらったら肩が治りました。


彼女には、私もオーラの色を見てもらったことがあります。
他の社員も何かと相談にのってもらったり、頼りにしている存在です。
あ、でも本職は研究員ですよ。
スピリチュアルな分野で給料もらってるわけではありません 笑


そういう話が身近にどさどさあるんです。
沖縄に来る前は、友達の友達の友達が霊を見た、
みたいな話しか聞かなかったけど、
今は、一次情報として度々そういう話に遭遇するからか、
霊感ゼロの私でも、不思議に思わなくなりました。




でも、そういう特殊な話だけではなく。


沖縄には、ご先祖様を大事に敬う文化があって、旧盆には盛大にお迎え、お見送りしますし、
お墓がとっても広くて、清明節(しーみー)にはそこで親族が飲み食いして、
さながらピクニックのようです。

厨子甕という骨壷も、すごく豪華で大きくて、
亡くなった方が出入りしやすいよう穴もあいているそうです。
死者は忌むべきものではないんですよね。
あの世とこの世の距離が近い、と言えるのかもしれません。


初めて知った時にはビックリしたけど、
今では、とってもいい文化だなーと思うようになりました。
ご先祖様だって、神妙な顔でお経唱えて線香あげられるだけよりも、
子孫たちが楽しくしてる方がいいはずじゃないかと。

そして、なかなか参ることのできないおじいちゃんおばあちゃんの
お墓のことをおもうと、とても申し訳なく思ってしまいます。
前はそんなこと全然思わなかったけど…歳のせいか、沖縄のせいか。





その他にも、見えないものがあります。
ちょっと前に同僚が新車を買った後に事故に遭いました。
その時、お母さんに「口難口事」かもしれないと言われたそうです。

これも沖縄で言われることらしいのですが、
人からのの妬み、羨みといったネガティヴな感情を向けられると、
悪いことが起きるというのです。
いい車が目の前を通った時「新車いいな~うらやましいな~」と思う人は
たくさんいると思います。
そういう思いが集まった時に、あまりよくない力になり、
思われている対象に向かってくる、と。


見える人の中には、口難口事も生き霊の一種だという人もいるそうです。

この間読んでいた本に、インドのナザル、というのが出てきました。
かわいすぎる赤ちゃんは、人々から嫉妬や妬みの視線を受けてしまって、
悪いことが起こるので、そうならないように顔に大きなホクロを描く習慣があるのだそうです。
お守り的なことだと思いますが、これも同じですよね。


やっぱり一番怖いのは生きた人の負の感情なのかもしれません…



話が逸れてしまいましたが、目に見えないものを
大事に思ったり、恐れ敬ったり、
大昔から人間が大事にしてきたことは、
大事なことなんだな、と再認識している今日この頃です。


この間、Eテレ「うちなーであそぼ」というローカル番組で
火の玉の話を見てから、Soraも「火の玉来るかな」と
夜に外に出て、口笛を吹くマネしています。

火の玉は来なかったけど、家の目の前でホタルが飛んでるのを見ることができました。


By Kyoko